◆第五の幻
1わたしは祭壇の傍らに立っておられる主を見た。主は言われた。
「柱頭を打ち、敷石を揺り動かせ。
すべての者の頭上で砕け。
生き残った者は、わたしが剣で殺す。
彼らのうちに逃れうる者はない。
逃れて、生き延びる者はひとりもない。
2たとえ、彼らが陰府に潜り込んでも
わたしは、そこからこの手で引き出す。
たとえ天に上っても
わたしは、そこから引き下ろす。
3たとえ、カルメルの頂に身を隠しても
わたしは、そこから探し出して連れ出す。
たとえ、わたしの目を逃れて、海の底に隠れても
そこで、蛇に命じてかませる。
4たとえ捕らわれ、敵の前に連れて行かれても
そこで、剣に命じて殺させる。
わたしは彼らの上に目を注ぐ。
それは災いのためであって
幸いのためではない。」
5万軍の神なる主。
主が大地に触れられると、地は揺れ動き
そこに住む者は皆、嘆き悲しむ。
大地はことごとくナイル川のように盛り上がり
エジプトの大河のように沈む。
6天に高殿を設け
地の上に大空を据え
海の水を呼び集め
地の面に注がれる方。
その御名は主。
◆全世界の神
7イスラエルの人々よ。
わたしにとってお前たちは
クシュの人々と変わりがないではないかと
主は言われる。
わたしはイスラエルをエジプトの地から
ペリシテ人をカフトルから
アラム人をキルから、導き上ったではないか。
8見よ、主なる神は罪に染まった王国に目を向け
これを地の面から絶たれる。
ただし、わたしはヤコブの家を全滅させはしないと
主は言われる。
9見よ、わたしは命令を下し
イスラエルの家を諸国民の間でふるいにかける。
ふるいにかけても
小石ひとつ地に落ちないように。
10わが民の中で罪ある者は皆、剣で死ぬ。
彼らは、災いは我々に及ばず
近づくこともない、と言っている。
◆後の日の回復
11その日には
わたしはダビデの倒れた仮庵を復興し
その破れを修復し、廃虚を復興して
昔の日のように建て直す。
12こうして、エドムの生き残りの者と
わが名をもって呼ばれるすべての国を
彼らに所有させよう、と主は言われる。
主はこのことを行われる。
13見よ、その日が来れば、と主は言われる。
耕す者は、刈り入れる者に続き
ぶどうを踏む者は、種蒔く者に続く。
山々はぶどうの汁を滴らせ
すべての丘は溶けて流れる。
14わたしは、わが民イスラエルの繁栄を回復する。
彼らは荒された町を建て直して住み
ぶどう畑を作って、ぶどう酒を飲み
園を造って、実りを食べる。
15わたしは彼らをその土地に植え付ける。
わたしが与えた地から
再び彼らが引き抜かれることは決してないと
あなたの神なる主は言われる。